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Wednesday, June 28, 2017

銀行の役割と破綻 金融危機

銀行がやっていることは、大きく分けて「受信」「与信」「為替」「信用創造」の4つです。銀行の主な利益は貸出金利によって生み出されます。

銀行では”信用”という言葉がお金のような意味で使われます。

  • お金を借りる(預金してもらう)
    =相手に信用してもらう(信用を受ける)
    受信
  • お金を貸す
    =相手を信用する(信用を与える)
    与信

受信業務

上述のとおり、預金の受け入れのことです。

与信業務

上述のとおり、貸し付けや手形割引等の方法でお金を貸すことです。

為替業務

現金を使わずに支払や受取をすることを決済業務といい、債権や債務を振込や送金で決済することを為替業務と呼びます。

信用創造(money creation)

信用創造とは貸付の繰り返しによって預金額が増加する仕組みです。

たとえば、AさんがM銀行に100万円預金します。次にM銀行はBさんに95万円貸し出します。Bさんは借りたお金でCさんに95万円支払います。Cさんは受け取った95万円をP銀行に預金。

このとき預金の総額は、M銀行の100万円とP銀行の95万円を足して195万円となります。Bさんが95万円の負債を負う形になりますが、必ず返済するという信用の元にその95万円は”ある”と想定されます。

こうしてマネーサプライ(現金+預金)が増加していくことを信用創造といいます。このプロセスが無限に続くことで多くの預金と貸付がもたらされることになります。

不良債権

信用創造によってマネーサプライは増加していきますが、それはあくまでも借り手がちゃんと返していくことで成り立ちます。借金の返済が滞っている、あるいは滞りそうな債権を不良債権と呼びますが、不良債権があると銀行も新たな貸付をためらい、信用創造の流れは悪くなります。こうなると景気が悪化し、経済成長も鈍くなります。

銀行の不良債権の割合が高くなると、預金している人々はその銀行の安全性を疑うようになり、預金を引き出そうとします。多くの人が預金引き出しをし、銀行の資金調達が間に合わなくなると(取り付け騒ぎ)、破綻します。破綻した銀行をメインバンクとしていた一般企業の中には資金調達ができなくなり倒産するものもでてきます。(連鎖倒産)

倒産した会社が他の金融機関から融資を受けていた場合、貸し付けていた金融機関は不良債権を抱えることになります。不良債権が増えれば預金者は預金を引き出そうとし・・・

この連鎖の規模が大きくなると、いわゆる金融危機になります。

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