第二次世界大戦前の国際経済

ブロック経済1929年、アメリカから始まった世界恐慌(深刻な景気後退)はそれまでの国際社会が経験したことのないものでした。

当時の先進諸国は輸出でこの難局を乗り切ろうとしました。外国為替のページでも述べたとおり、輸出中心なら自国通貨を切り下げる方向に持っていくのがベターですから、通貨の切り下げ競争(ダンピング)がおきました。

ブロック経済

ブロック経済とは、植民地を抱え込み自国の勢力圏をブロックとして関税障壁を張り巡らし、他のブロックへ需要が漏れないようにする経済体制のことです。

ブロックは通貨圏ごとに別れる格好になりましたが、ブロック化の影響で世界の貿易額は最盛期の6割まで落ち込み、植民地を持たない国は国家存続の危機にまで追い込まれることになります。

イギリス・ポンド圏(スターリングブロック)

旧大英帝国の植民地

アメリカ・ドル圏(ドルブロック)

南北アメリカ大陸

フランス・フラン圏(フランブロック)

いくつかのアフリカ諸国

日本・円圏(円ブロック)

日本、満州、シナ円ブロック構築を目指し、大陸に進出

日本と同じく後発の資本主義国であり植民地に乏しいドイツ、イタリアは自国通貨圏の勢力拡大を目指し、膨張政策へと転じます。

植民地を持っている国と持っていない国の二極化は第二次世界大戦勃発の要因となりました。

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