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Friday, August 18, 2017

国際収支

国際収支一定期間における国の対外経済取引を記録したものを国際収支統計といいます。

対外経済取引には、財・サービス・所得の取引、対外資産・対外負債の増減に関する取引、移転取引などが含まれます。

国際収支統計は世界の多くの国においてIMF国際収支マニュアルに基づいて作られていますので、各国の経済取引状況や対外債務(債権)状況を比較するために用いることができます。日本では財務省および日銀が作成しています。

国際収支は大まかにわけて、経常収支、資本収支、外貨準備増減の三つです。

経常収支

経常という言葉は、平常に近いです。毎回そんな大きく違わないといった意味になります。比較的変動が少ない項目に冠されることが多いです。

経常収支には、貿易収支、サービス収支、所得収支、経常移転収支が含まれます。

貿易収支

商品の輸出入を示します。

サービス収支

運輸・保険・旅行など、貿易外のサービスの取引による収支です。金融や情報(ニュースサービスなど)、特許権使用料などもこれに含まれます。

所得収支

外国への出稼ぎによる給与の受取などは所得収支として計上されます。海外投資による配当金収入などもこれに含まれます。

経常移転収支

出稼ぎ外国人の母国への送金、海外留学生への仕送り、政府間の資金援助などによる収支がこれです。

資本収支

資本収支は、投資収支、その他資本収支から成ります。

投資収支

経営の支配を目的とした国外への直接投資(原則として出資比率が10%以上)や、証券投資、デリバティブなどの投資がこれに当たります。

その他資本収支

固定資産の取得や処分などの取引による資金の移転などがこれにあたります。その他、あらゆる資金の動きはここで計上されます。

外貨準備増減

外貨準備とは、日銀や政府など金融当局が外貨(国外の通貨)を持つことです。保持している外貨の量を外貨準備高といいます。

この政府管理下にある対外資産の増減がここに計上されます。

外国為替市場における政府の市場介入や、外国債の利子の受取、円高により外貨の価値の減少などによって増減します。

  • 外貨準備高 増える = 資金の流出なのでマイナス表記
  • 外貨準備高 減る  = 資金の流入のためプラス表記

参考文献-初歩の経済学

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